あの晩から1週間経った日の夕暮れ時。子供たちの姿が見えなくなった九州中央公園で、千枝がブランコをゆるゆると漕いでいると、 「川上さぁ~ん、川上千枝さぁ~ん。お手紙預かっておりまぁ~す」 と、拡声器で呼びかける声が近づいてきた。 千枝がブランコ…
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